セカンドオピニオン。病院選びは重要。
前回は唾石症と診断され、あれこれ調べたところまででした。こちら
調べた結果、近くに唾石症の名医がいると分かった私。
早速メールで問い合わせをしました。
ちなみに、その名医とは横浜市立大学病院の岩井先生です。
1cmほどの石が顎下腺の奥にあり口内からの摘出が難しいと言われたこと、子供が小さいので入院は極力短期間にしたいことを伝えました。
次の日には返信があったように思います。
1cmほどの大きさでも内視鏡で口内から摘出できた例が多数あることや、その場合は2泊3日の入院で済むこと、まずは受診してほしいことなどが書いてありました。
メールのやり取りで受診の予約もしていただけて助かりました。
※結構海外の学会に出られていることも多いようで、メールの返信はドイツからだったような。忙しい中申し訳ない気も。。
遠方から来る人も多いとのことで、何度も来院しなくても済むよう色々と手配もしてくれます。
前の大学病院ではいちいち検査ごとに予約が必要だったのですが、こちらでは初診の後検査で来院したのは一度のみ。
それも時間指定で予約を取ってくれるので待ち時間もほぼありません。
前の病院からCTのデータをもらえば改めて撮影する必要はないとのことでしたが、なんだか他の病院に行くというのが気まずくてもらいませんでした。
データをもらいに行くのも面倒だったし。。
(ちなみに、前の病院には子供がいるので地元の病院に行くと伝えました。。別に正直に言ってもいいのでしょうけど)
初診時にCTを撮影し触診をしてもらうと、なんとか口内からいけそうとのこと。
入院も2泊3日で済むようです。
こちらでは検査はCTのみで済みました。あとは術前の血液検査程度。
前の病院は造影剤を使うとまで言われていたので、やはり病院によって違うんだなあと実感。
手術日は前の病院で予定していた日よりも少し先になりましたが、入院が短くて済むのなら問題なし。
(痛みはかなり強くなってきてたんですけどね。最後の方は食事のたびに耳の下あたりが膨らんでいました。)
肝心の岩井先生は、かなりフランクな方です。すごい人なはずなのに全然偉そうじゃない。
その後は手術日まで痛みと戦いつつ、お茶で出ないかなあと悪あがきしてみたり。
結局なんの変化もないまま入院を迎えました。
深刻な病気というわけでもないので、翌日の手術までは比較的自由に動けます。
この横浜市立大学病院というのは、海がすごく近くて眺めがいいです。口腔外科の病室は最上階?だったので特に。(その分交通の便がイマイチですが)
夕方に子供や旦那さんが帰ってからはのんびりと過ごすことができました。
手術は翌日朝一番になったとのことで、6時に起きて色々と準備があるそうです。
そして6時。看護師さんに起こされるでもなく自然に起床。
ちょうど朝日が登る頃で、景色を楽しみながら準備をします。
朝は絶食ということで薄いスポーツドリンクみたいな飲み物を2本飲まされました。
血栓防止のための靴下を履いて、手術着に着替えをして準備完了。
8時頃に自分で歩いて手術室へ。テレビでよくみるあの扉を自分の足で越えることになるとは。。
先生たちと歓談しつつ、自分で手術台へ上がります。
緊張はしていたものの、見慣れない風景に気が散ってちょうどいい感じ。
あとはもう自然に任せて麻酔の世界へ。。。
次に気がついた時にはベッドの上だったのかな?
息苦しかったりわけが分からなかったりでこの辺りはあまり記憶にない。
ベッドで移動している時に一瞬家族がいるのが見えたような気がする。
病室に戻って先生に聞いたところによると、手術時間は15分だったそう。
旦那さんと、心配で来ていた実母・義母が病院に着いた頃にはもう手術が終わったところだったとのことで、ずいぶん早いとみんな感心していました。
本当は手術当日は絶食らしいのですが、先生の許可が出たので夜からはおかゆをもらうことに成功。
手術の痛みについてはほとんどなかったように思います。
私が切ったのは親知らずの内側あたりでしたが、無理に舌を動かしたりしない限りは特に何も感じなかったです。
翌日は診察のみで退院。抜糸も必要ありません。
退院が日曜日だったので会計がやっていなかったのですが、再度来院する必要がないよう振り込みにしてくれました。
なかなかこういう対応ができる病院ってないんじゃないかなと、遠方から来る人が多いことも納得です。
ちなみに、入院+手術でかかった金額は8万円くらいだったと思います。通院や検査なんかを合わせると10万くらいでしょうか。
医療保険も入院と手術の両方で適用になったので負担はほとんどなかったです。
※契約によって適用になるかどうかは違うので注意。歯科の明細だからダメと言われた保険会社もありました。。(口腔外科ではなく耳鼻科だったら適用だったとのこと。さすがに解約しましたが。)
実際に取れた石は退院時にもらえました。
1cmもある石をほぼ崩すことなく口の中から取り出すってすごいですよね。
というかこんなのが唾液腺に入っていたというのが、、、
まあ、無事摘出できてよかったです。
20代でこの大きさができるということは、多分石ができやすい体質なんだろうなあ。
唾石に限らず気をつけなくては。。
おそらく原因は水分を取らないことなんじゃないかと思っています。
が、今でも飲む量は変わらず。
朝買った500mlのペットボトルが夜になっても3分の1残るくらい。。
意識的に水分を取っていかなくては。
唾石症に悩む方がいたら、横浜市立大学病院がオススメですよ。
遠くからでも行く価値ありです。