学歴フィルターってよく聞きますよね。
実際にあるのかどうか気になる人も多いのではないでしょうか?
経験から言うと、学歴フィルターは確実に存在します。
これまで大手2社、中小1社の新卒採用にアシスタントとして関わってきましたが、どこも学歴は重要視していました。
では、どういう形でフィルターにかけるのか。
企業にエントリーする際にはリクナビやマイナビなど色々な媒体からエントリーしますよね。
エントリー段階では誰でも好きな企業にエントリーができるようになっています。
問題は、説明会以降のフロー。
ここでは大学ごとに定員を設定できるようになっています。
上位校、中位校、下位校のように振り分けができ、内訳は企業が変えることができます。
大企業の場合は、MARCH以上が上位校になっているケースが多いと思います。
例えば説明会の場合、MARCH以上の定員は100名、その他の定員は30名といった具合です。
この設定は面接以降でもできるので、上位校でない学生にはかなり不利です。
また、上位校と言われる学校には企業が自ら赴いて説明会を開く、ということも多いです。
人事がキャリアセンターに営業に行ったりもしますね。
ちなみに、特色のある職種だったりすると上位校が変わったりもします。
例えば、IT企業のエンジニアやデザイナーといったクリエイティブ職の場合、美大やデジタル系大学が対象になったり、
研究職であればその分野で有名な教授のゼミがある大学・大学院となったり。
こう見てみると大学選びから大切だということがわかりますね。
もしこれから進学を決める方が見ていたら、まずは有名大学を目指すことを強くお勧めしますよ。
あと、研究職や開発職に就きたいのでなければ安易に大学院に進学しないこと。
一般職種の場合、院卒を採用しないというケースもあるので注意です。
また、専門学校や短大はどうなのか、というと極力お勧めしないですね。
美容師など専門学校が必須の仕事を除いては大卒の方が絶対的に有利です。
自分の子供が美容師になりたい!と言った場合でも大学行ってからにしろ、と言うかも。。
とまあ、今すでに就活を控えている学生さんには少し酷な情報だったかもしれませんが。
上位校でない学生さんは大手のみに絞らない、優良中小企業を探す、など知っておけば打てる対策も多いので落ち込まないでくださいね。
どうしても大手企業でなきゃ、と言う場合は新卒で入った企業で経験を積んでから中途枠を狙うという手もありますよ。
まずは自分がやりたい仕事をしっかり把握すること、そしてそれが叶う企業を見つけること。
例え内定が出たのが小さな会社であってもやりがいのある仕事であればどんどん経験が積めますからね。
今は一つの企業で安定したい、という考えは少なくなっています。
就職もゴールではなくて始まりなんだと捉えて、いろいろな企業を受けてみると良いと思います。