派遣の裏話  実績があるのに紹介されない?

スポンサーリンク

評価は悪くないはずなのに紹介されない!?

 

もともと期間が決まっていたり、派遣先の都合で終了になることも多い派遣という働き方。

特にトラブルもなく、派遣先からの評価も悪くなかったはずなのに次の紹介がない!という方いませんか?

そこには法律が絡んだ派遣会社の裏事情があるかもしれません。

 

ポイントは2013年に改正された「労働契約法」にあり!

2013年に労働契約法が下記のように改正されました。

 

同一の使用者との間で締結された二以上の有期労働契約(契約期間の始期の到来前のものを除く。以下この条において同じ。)の契約期間を通算した期間(次項において「通算契約期間」という。)が五年を超える労働者が、当該使用者に対し、現に締結している有期労働契約の契約期間が満了する日までの間に、当該満了する日の翌日から労務が提供される期間の定めのない労働契約の締結の申込みをしたときは、使用者は当該申込みを承諾したものとみなす。

 

ざっくり言うと、同じ派遣会社から通算5年派遣された場合、無期雇用への転換を要求できる、といったものです。

そしてその要求を派遣会社は断ることができません。

この場合、無期雇用の義務が発生するのは派遣先企業ではなく派遣元の派遣会社になります。

この要求が通った場合は派遣会社の無期雇用社員になる、というわけですね。(派遣先企業が承諾した場合はそちらになる可能性もありますが)

派遣会社からしてみれば、できればこのリスクを取りたくない、というのが本音です。

何百何千といる派遣社員が全て無期雇用を要求してきたら大変ですからね。

 

基本的には5年を超える可能性のある派遣社員を作りたくないので、ある程度優秀なスタッフであってもすぐには紹介がしづらい、というわけです。

 

もう一つの法改正

さて、2015年には派遣法に大きな改正がありました。

その中でもインパクトが大きかったのが「派遣契約の期間制限」についてです。

同じ派遣社員を派遣先の事業所における同一の部署に対して派遣する場合、3年が限度になったというものですね。

以前から会社によっては3年満了ルールなど設けていたり、職種によって制限があったケースもありましたが、これによって全ての会社・職種で派遣期間が最長3年になりました。

3年を迎えた後直接雇用となれば一番いいのでしょうが、実際はそう簡単ではないでしょう。

部署を変えればいいのでは?となりますが、先ほどの法改正と合わせて考えると5年を超えてしまうことになるので難しくなってしまったわけです。

 

派遣会社の本音

私のいる派遣会社では直近2年以上就業した派遣スタッフについては基本的に紹介をしない(できない)という暗黙のルールができています。

似たようなルールは他の多くの派遣会社でも出来上がっていることと思います。

きっちり満了したのにちっとも紹介してくれない!といった場合はこの可能性が高いでしょうね。

※ちなみに、上記の法改正については6ヶ月間を空ければリセットされることになっています。前の就業から6ヶ月経っていきなり紹介されるようになってきたらほぼ確実ですね。

 

本来は有期雇用者の雇用の安定を目的にされた改正なのでしょうが、実際は逆効果になってしまっているのでは?と思わずにはいられません。

実際に無期雇用転換ルールが適用になるケースが出てくるのは2018年4月です。

2018年問題なんていう言葉もできているみたいですね。

 

規制だけで景気が良くなるならいいでしょうが、実際はそんなうまくいかないですからね。。

国にはもっと真剣に考えていただきたいと願うばかりです。